Kaplja
カプリャ
ダミアンの造るワインの中で唯一、複数の品種をブレンドした白。ダミアン曰く「リボッラジャッラと近い印象」という、奥行きを表現するシャルドネをベースに、広がりを持つ
2つのブドウによって、彼の考える最高の一滴(雫しずく=
Gocciaイタリア語=
Kapljaスロヴェニア語)という名を冠したワイン。ワインの骨格となるシャルドネに、マルヴァジーアのヴォリューム、フリウラーノの柔らかいアロマ。それぞれの品種の足りない部分を補い合うカプリャ。
2018は昨年リリースの時点で、素晴らしくバランスが取れていたヴィンテージでした。そしてこの
6か月で、さらに美しさを増した印象です。いつもの「カプリャらしさ」はそのままに、果実的な魅力、さらには繊細さ奥行きも兼ね備えた贅沢な味わい。奥行きだけでなく、ヴォリュームも兼ね備えているカプリャ、他の白にはない圧倒的なバランス、完成美を持ったワインです。
Nekaj
ネカイ
この
2018より、初めてブドウ品種を名付けられるようになりましたネカイ。マルヴァジーアと近しく「女性的、横の広がり」を持ったフリウラーノ、特有の繊細で柔らかな甘い香り、アロマティックさ、さらに貴腐由来の複雑さ、繊細さ。リボッラジャッラ、マルヴァジーア、どちらにもないフリウラーノの個性を一段と感じるようになったと思います。ダミアンの娘であるタマラが、
2019年より加わりブドウ栽培だけでなく、醸造も手伝い始めたことで、これまでのダミアンに、「良い意味で」変化を感じるようになりました。特にこのネカイ、これからの進歩を感じさせる素晴らしい味わいです!
Prelit
プレリット
ダミアンの造る、唯一の赤ワインであるプレリット。フリウリのメルローといえば、国際品種というより、馴染み深い土地のブドウ、そう言われても良いくらい土地に根付いたブドウでもあり、素晴らしい味わいと、他にはない個性が表現されています。
2018年は貴腐の影響がそこまで強くない=貴腐の恩恵を受けづらい黒ブドウにとっては、フェノールの熟成に長けた良年と言えます。
ただ収穫前の気温差が少なかったこともあり、酸はやや穏やかでいて、果皮・種子まで完熟したメルローとカベルネの持つ完熟した香りと熟れたタンニン。複雑さ、妖艶さ、そして緻密な味わいをもったプレリット。普段どうしても白ワインに注目が集まりがちですが、近年のプレリットの魅力が詰まった味わい、そのクオリティの高さを感じてもらえるワインです!
Malvasia
マルヴァージア
果皮も厚く、強いアロマを持ったマルヴァジーア
イストゥリアーナ。アロマティックで糖度が上がりやすいブドウですが、この
2018は糖度だけ上がるのではなく、果皮、種子はもちろん果梗の熟成によって酸、タンニンも合わせた全体が凝縮することで、ヴォリュームや果実味だけでなく、貴腐による複雑さ、奥行き、そして酸もしっかり残りバランスを感じる味わいとなりました。単純に収穫量を落として凝縮すると、どうしても糖度ばかり上がりアンバランスになりがちなため、過剰な凝縮よりも「いかに長い期間、健全な状態を保ち樹上で熟成するか」、を重視しているというダミアン。力強い果実味とアロマ、ヴォリュームだけではなく、繊細さや奥行き、リボッラジャッラにも近い余韻を感じる
2018です。
Ribolla Gialla
リボッラ ジャッラ
2018は貴腐の量が決して多かった訳ではありませんが、果実の成熟、酸の柔らかさ、これまでにはないバランス感をもったヴィンテージ。ダミアン的には「暑い年」、「寒い年」両方の表情を持ち合わせたヴィンテージだと考えると、非常にわかりやすいかと思います。種子・果皮まで完熟し、さらに貴腐の恩恵も持ったリボッラジャッラ。貴腐由来の繊細でいて奥行きのある酒質と、果実由来のふくよかさやアロマ、余韻は相変わらずの長さです。再入荷が遅くなりましたが、その時間がかえって本当に素晴らしい状態になりました。熟成と呼ぶにはまだ早いかもしれませんが、冬を越えたことでワインに落ち着きと柔らかさ、透き通るような質感を感じられる味わい。
2019の入荷は秋以降となりそうですので、ひとまず成長した
2018をお願いいたします。
Pinot Grigio
ピノ グリージョ
今回一番驚かされたのが、このピノ グリージョかもしれません。約20年振りにDOCに申請し、しかもパスしたピノ グリージョ(笑)。
これまでも何度か話しておりますが、リボッラやマルヴァジーアの様に貴腐の恩恵を得られないピノ グリ-ジョ。単一のヴィンテージでは、他の白のようなダミアンの考える到達点に見合わない、そこで今までは相反するヴィンテージをブレンドし表現し得なかった複雑さを見せていたピノ グリージョ。しかしながら近年フリウラーノ同様、DOCに格上げされたため、IGTとしてブドウの名前を使えないという事態に、、汗。
そこで負けず嫌いなダミアン「これだけ誠実にブドウを栽培し造られているワインが、一部の既得権益のために苦しめられることが許せない!」、今回なんとDOCに申請し、さらに許可が下りてしまいました、、(驚)。白ワインとは言えない色合いでのDOCにはビックリですが、これにはイタリア的忖度によるもののようで、、、汗。なので今回は、今までの2ヴィンテージのアッサンブラージュではなく、単一ヴィンテージのみでのリリースとなりますので、入荷数がちょっと少なくなります。DOCを取ったからといって、造り方を変えたわけではなく、果皮の色合いを十分に纏ったピノ グリージョ。2017というヴィンテージも、一般的には猛暑という印象ですが、収穫前の雨と低温によって、とてもバランスを持ったヴィンテージ。単一のヴィンテージでありながらも、他の白ブドウに見劣りしない素晴らしい味わいを持っております。
ピノ グリージョ、樹齢30~40年。収穫を可能な限り遅らせる完熟したブドウを収穫。除梗して果皮・種子と共に約1か月の醗酵。圧搾後、大樽にて18か月、瓶内にて12か月の熟成。ピノ グリージョの記載問題のため、約20年振りにDOCに申請したピノ グリージョ。DOCの規定上、今回は単一のヴィンテージとなります。
十分に熟した果皮の色を纏った淡い赤色。色で判断するのではなく、味わいで表現。
Bianco Kaplja Selezione
ビアンコ・カプリャ・セレツィオーネ
シャルドネ, フリウラーノ,マルヴァジア イストリアーナ,樹齢30~40年。収穫後、開放式の大樽にてマセレーション。期間は60~90日、圧搾後大樽にて2年間の熟成。オリ引きを行った後にボトル詰め、その後12か月の熟成ののちにリリース。まだカンティーナに眠っていました!ダミアンを語る上で、決して欠かすことのできない起点ともいえる2005。 強烈な貴腐香と熟成によって生まれる奥深さ。起点ともいうべきヴィンテージ。
Ribolla Gialla Selezione
リボッラ ジャッラ・セレツィオーネ
リボッラ ジャッラ、樹齢60年。収穫後、開放式の大樽にてマセレーション。期間は60~90日、圧搾後大樽にて2年間の熟成。オリ引きを行った後にボトル詰め、その後12か月の熟成ののちにリリース。まだカンティーナに眠っていました!ダミアンを語る上で、決して欠かすことのできない起点ともいえる2005。 強烈な貴腐香と熟成によって生まれる奥深さ。起点ともいうべきヴィンテージ。
Ribolla Gialla Selezione “SE”
リボッラジャッラ セレツィオーネ “スペシャル エディション
収穫より
10年という節目にリリースされた、ダミアンの中でも特別中の特別といえるリボッラジャッラ。ダミアン曰く「これは毎年造るものではない、自分が日々畑と向き合う中で、数年に一度あるかないか、本当の意味で最高の収穫だと呼べるヴィンテージ。そしてその中で最高と呼べる区画だけで造られる、【究極】と言ってもよい特別なリボッラ
ジャッラ」。
2005に初めてボトル詰めし、
2度目のリリースとなった
2010、日本でも
4年前にリリースさせていただいたワインです。
もちろんリボッラジャッラとして、まさに最高の味わいだという事に疑いの余地はないですが、個人的な感想としては
2005に比べ、ブドウのポテンシャル、醸造&熟成環境も整っている分、前回のリリース時点ではまだ若ささえ感じるポテンシャルでした。(そんなことはダミアンには口が裂けても言えませんが、、、汗)
2018年より、娘のタマラが本格的に手伝うようになったダミアン。タマラ曰く、「パパ(ダミアン)がこれまで築き上げてきたモノの偉大さにはかなわない。でも自分だからこそ感じること、見えるものを表現したい。パパがリボッラジャッラだとしたら、私はトカイ(ネカイ)なんだと思う、、」。その言葉通り、
2019より醸造にも加わり、フリウラーノの進化が本当に素晴らしいです、、。そのタマラが、カンティーナでストックされていた
2010をさらに
4年の歳月を費やして再リリースしてくれました!
2010年は、
2005年に続いて寒さと雨に悩まされた厳しい年。しかし、その影響は決してマイナスだけではなく、ボトリティス(貴腐)の恩恵を最大限に受けた素晴らしいヴィンテージ。さらにモンテカルヴァリオの畑で最高のポジション、収穫を遅らせ最終日に収穫したリボッラ
ジャッラだけで醸造。そして大樽で
7年間、ボトル詰め後
7年間、合計
14年間という、過去最高の時間を費やしてリリースされた、ダミアンの願望を叶えた究極のリボッラ
ジャッラ。
もう価格については、筆舌に尽くしがたい状況ですが、、、泣。入荷数も決して多くありませんし、次回のセレツィオーネは
2017(となるとリリースは早くても
2027年以降)になりますので、どうかご容赦いただけますと幸いです。もちろん圧倒的なヴォリューム感、味わいの深さ、幅そして奥行きととめどない余韻の波、、。もはや言葉は要らないかもしれません。さらにこれから先の可能性も大いに期待できる途轍もないリボッラジャッラ。間違いなくご理解いただける味わいだと信じております。