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アリスとオリヴィエの若いカップルが作る、素晴らしいシャブリを1996ヴィンテージから紹介してまいりましたが、年をおうごとに彼らのスタイルはよりヴァン・ナチュールに向かって完成度を高めてきました。2000年ですでに、『ワイン・アドヴォケイト』で格付けのないシャブリとしては異例の高い評価を得ましたが、2002年は間違いなく彼らの最上のワインとなりました。2002年がシャブリにおいて稀な良年であっただけでなく、彼らがスタイルを完成したことにより、これまでで最上のワインとなったのです。
ヴァン・ナチュールに向かっていったのには、面白い裏話があります。ニューヨークにクルトワやクロ・デュ・テュエ=ブッフ を輸入しているヴァン・ナチュール専門のインポーターが、2000年にこのドメーヌの近くに引っ越してきました。そのインポーターとオリヴィエが親しくなるのに時間はかかりませんでした。まもなく、クルトワの実家が近くにあることをとおし、クルトワとオリヴィエの交流が始まりました。2002年、アリス&オリヴィエは、酸化防止剤非使用で醸造し、ノンフィルターでビン詰めをしました。2003年6月にパリのレストランでヴァン・ナチュールの造り手が集まり、レストラン向けの試飲会を催しましたが、新しいスタイルで出発したアリス&オリヴィエ・ド・ムール のワインはアリゴテ、ソーヴィニョン・サンブリをはじめいずれのキュヴェもレストラン関係者たちから大絶賛を受けていました。
1994年
オリヴィエはディジョン大学にて、醸造学を専攻。ヴィニュロンの家系ではありませんでしたが、ヴァカンスの間に畑仕事をしていたのでワイン造りには精通していました。また、叔父さんと共にクルジ(Courgis)でブドウを栽培していました。
一方アリスは、お祖父さんが農家を営むブドウ栽培の家系に生まれ、彼女もまたディジョンで醸造学を学んだ後、フランス、オーストリア、ポルトガルの大きなドメーヌで経験を積みました。その後シャブリのいくつかの大きなドメーヌで働いたのち、オリヴィエとアリスは共に1994年の終わりに、シャブリの3haの畑とサン・ブリの1haの畑に既に植わっていたアリゴテとソーヴィニョン品種で、ドメーヌをスタートさせました。1995年より、ブルゴーニュ・アリゴテとブルゴーニュ・シトリーのエリアに更に2.5haの畑を広げ、徐々に除草剤などの使用を減らし、2005年よりビオロジック栽培へ転換、2008年に認証を取得しました。初期の頃に醸造を行っていたセラーを、2007年に増築。2009年に小さなネゴシアンを設立。ビオロジック農法に基づいて造られた買いブドウ(もしくは手作業で収穫された果汁)を使い、より多くのシャブリを生産、他品種でのワイン造りにも挑戦しています。
栽培方法: 2005年よりビオロジック栽培。2008年にエコセール認証取得。
土壌:粘土石灰質
自社ブドウ畑面積:7.3 ha
契約ブドウ畑面積:7.3 ha
自社ブドウ畑の数: 11
自社栽培ブドウ品種:シャルドネ、アリゴテ、ソーヴィニョン他
ブドウ以外の自社農作物:野菜や果物(販売はしない個人的なもの)
ブドウ畑以外の自社畑総面積: 0.2 ha
主な仕立て方法:ギョイヨ・サンプル、ダブル、コルドン・ロワイヤル、ゴブレ式
仕立ての支柱の素材:木製と鉄製
年間生産ボトル本数:45000本
醸造:収穫手摘み、樽発酵(10年物の古樽)、シュール・リー熟成、ノン・フィルター、ノン・コラージュ、So2はサン・スーフルのキュヴェ以外、ビン詰め時に少量使用。