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Podere 414 ポデーレ414
オーナー: Simone Castelli シモーネ・カステッリ
地域: Toscana, Morellino di Scansano モレッリーノ・ディ・スカンサーノ
地区、村:Magliano in Tasocana マリアーノ・イン・トスカーナ
醸造責任者 : Simone Castelli シモーネ・カステッリ
栽培責任者: Simone Castelli シモーネ・カステッリ
コンサルタント名:Maurizio Castelliマウリツィオ・カステッリ
ドメーヌ創業年:1998年
ドメーヌ解説
歴史:カステッリ家は3代に渡り続く農家。祖父はパン屋として生計を立てながら、オリーブの木、畜産を営んできた。父親であるマウリッツィオ・カステッリはトスカーナで多くのワイナリーに対して醸造コンサルタントを行っている(ラシーヌ取り扱いの生産者ではボスカレッリ、イル・マッキオーネがマウリッツィオ・カステッリのグループからコンサルタントを受けている)。Podere 414ではマウリッツィオ・カステッリの助言を受けつつ、シモーネが栽培、醸造を行ってきた。
造り手略歴:農学部を卒業
哲学:ワイン造りは消費者、環境、醸造所の労働者の生活を尊重し、家族経営ではあるが細部まで職人技の行き届いたものを目指しています。そして限られた種類のキュヴェを造ることで、一本一本のボトルに集中し、最高の状態を実現できるよう力を注いでいます。
栽培方法:ビオロジック
その栽培方法の開始時期:1998年
その栽培方法を適用している畑名:全ての畑
栽培方法の将来的な展望:ビオディナミも視野に入れている。
認証機関: ICEA
土壌:一部砂を含む、粘土の少ない畑もあれば、養分を多く含む粘土質の畑もある。アミアータ火山(不活火山)の裾野の地域で、畑により様々な種類の土壌がある。
微気候:典型的な地中海気候
自社ブドウ畑面積(ha):18ha
契約ブドウ畑面積(ha):なし
自社ブドウ畑の数(ヶ所): 15ヶ所
自社栽培ブドウ品種: サンジョヴェーゼ、コロリーノ、チリエジョーロ、アリカンテ、シラー
ブドウ以外の自社農作物:エクストラヴァージンオリーヴオイル
ブドウ畑以外の自社畑総面積(ha): 50ha
主な仕立て方法:ゴブレ式、ギュイヨ式
仕立ての支柱の素材:木、ステンレス
仕立ての添え木の素材:ステンレス
堆肥:なし
酵母のタイプ: 野生酵母
圧搾方式:垂直式プレス
醗酵容器の素材と容量(L):50hlと100hlのセメントタンク
熟成容器の素材:5hl、25hlの樽、大樽
セラー環境:セメント造りのセラーは70%地下に埋まっていて、畑を含めた全ての作業所の中心にあり住居とも併設されている。
年間生産ボトル本数: 150,000本
例:出会い、どのCuveeのどのVtをどのくらい扱い始めたか
「合田泰子のラシーヌ便り」no116 http://racines.co.jp/?p=6724
二つのブルネッロ・ディ・モンタルチーノと同時に、《ポデーレ414》モレリーノ・ディ・スカンサーノが到着します。ヴィニタリー会場内で、サンジョヴェーゼを集中的にテイスティングしたなかでも、深く印象に残ったワインです。素晴らしくバランスのとれた上品な味わいで、活き活きとした味わいのなかに温かさを感じます。ヴィニタリー後にローマに出る道程で、日曜日でしたが思い切ってセラーを訪ねてみました。テニスから戻ったオーナー兼エノロゴのシモーネ・カステッリさんにセラーを案内していただき、幸運にも取引が決まりました。
《ポデーレ414》は、シモーネさんが1998年に創立したものですが、その父君は高名なエノロゴである、マウリツィオ・カステッリ(グラッタマッコ、マストロヤンニの醸造コンサルタント)です。マウリツィオはバートン・アンダーソン著『イタリア―味の原点を求めて』にしばしば登場するので、読者はご記憶のことでしょう。その父親から受け継いだワイン造りの叡智が、ここでは良い意味で発揮されています。ナチュラルをモットーにして、見事に美しく仕上げられた、魅力あふれるワインです。ちなみにワイナリー名にある〝414″は、1960年代に大農園の再分割がなされた時に、この農地につけられた区画番号だとか。
モレリーノ・ディ・スカンサーノは、トスカーナの南部、グロセートの東南に位置するスカンサーノ地区で造られます。モレリーノはこの地域ではサンジョヴェーゼを意味しますが、キャンティと比べるとより柔らかくて軽やかで、たっぷりとした豊かな果実味があり、やや大柄で、上質なものは美しく熟成します。モレリーノという言葉は、ワインの色調に由来する、小さなサクランボを意味するという説と、かつて生活に欠かせなかった馬の繁殖(cavalli morelli)に由来するという両説があります。歴史的には、沼地が点在するマレンマに住む人たちが、厳しい夏をしのぐために、丘陵地のこのエリアに避暑にやってきて、ワインを造るようになったのが始まりです。
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